今回と次回の2回にわたって、「日報」について考えてみたいと思います。
多くの会社で業務の1つに加えられている「日報」ですが、 “この方法がBEST!”という運用方法が見つからず、
四苦八苦している会社も少なくないと思います。みなさんの会社はいかがですか?
よくある「日報」ダメダメなパターンとしては、
□入力した(させた)だけ(誰も見ないし、チェックもしない)
□そもそも「日報」になっていない(良くて「週報」、場合によっては「月報」)
□もはや「日報」をつけず、会議でダラダラ報告して済ます
等々、企業にとっては “扱いづらい仕事の1つ” という確固たるポジショニングを確立していたりします。
せっかく時間をかけて入力するのにもったいない限りです。
それでは「日報」を積極的に活用するためにはどうしたら良いのでしょうか?
すぐにツールの選択に取り掛かろうとする方がいますが、漠然とツールを導入しても効果は見込めません。
至極当たり前なのですが、まず “「日報」の目的” を明確にしましょう。
『営業支援』なのか、『行動管理』なのかを明確に決め、あわせてその理由について書く側と書かせる側で共有
しましょう。
一般的に『営業支援』よりも『行動管理』の側面が強い場合、書く側のモチベーションは上がりにくいのですが、
“なぜ『行動管理』が必要なのか?” についてはサボらず、きちんと説明して必ず書く側の理解を得ましょう。
理解のできない作業ほど辛いものはありません。
次に、“「日報」のサイクル” をルール決めしましょう。
このサイクルは、“「日報」に何を書くか?” と、“誰が何を、いつまでにフィードバックするのか?” が大きく
関わってきます。この2つが決まると、「日報」という作業にかかる時間軸が見えてきて、回しやすくなって
きます。またルール化されることで、“何となくやってる感” を減少させる可能性がでてきます。
次回は、“「日報」の活用” や、“「日報」のコレ!”などについて考えてみたいと思います。