自分よりお相手

話のネタが尽きることがないくらい、情けない話題が豊富な昨今の政界。
兵庫県知事選におけるPR会社代表の「活躍ぶり」がTVや新聞、またXのTLを賑わせていますが、
公職選挙法に抵触するかしないかは司法に任せるとして、私たちが意識しておかなければならない
のは、デジタルリテラシであったり、ビジネスマナーの観点からの ”代表の言動” についてです。

民間企業にとって広報活動はとても大切です。
新しい取引先の開拓を行う上でも、「取引先」「実績」「仕事の進め方」など、自社の活動を対外的に
情報発信していくことは必要不可欠であり、その点では様々な手法を駆使しているこの代表の仕事
ぶりは見習うべきところもあります。

一方で、クライアントであるお相手よりも、自分のことが好き過ぎるために、「承認欲求&自慢」
大会を行ってしまったことが大きな問題です。
クライアントにとって価値のない “デジタルおしゃべり” が、無用な勘繰りや批判を呼び、最終的
にはクライアントに迷惑をかけるという最悪の事態を招いてしまっています。
デジタルタトゥくらいは知っていると思うのですが、ついやっちゃったんでしょうかね・・・・。

お仕事は基本、お相手があって成立します。
お相手にとってのベストプラクティスを考え、実行することが、仕事を請け負う立場の責務です。
広報活動の際には独りよがりにならず、その情報を発信することの意味やお取引先への影響などを
きちんと意識しながら行いたいものです。
自分よりもお相手のことを考えた言動はビジネスの基本です。

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