あの手この手

Z世代の次は、α(アルファ)世代の登場です。
2010年代前半から2020年代中盤に生まれた世代を指す言葉だそうで、現在、小学校高学年あたりまでの
子供たちが該当するらしいです。

「親子そろってデジタルネイティブ」「オンラインでのコミュニケーションに抵抗が無い」「動画での情報
収集能力に長けている」などの特徴があるそうですが、前職で小学校向けプログラミング教材を扱っていた
経験もあり、共感できるところが多いです。

この世代はまだ自力でお金を稼いで消費するわけではありませんが、子供たちに興味を持たせ、お財布の
ひもを握っている親御さんに買っていただけるような仕組みを考えていかなければなりません。
従来のテキストデータをベースにした広告や、とおり一遍のプロモーションではなかなか彼らの購買意欲を
くすぐることは難しいかもしれません。

2004年に電通が提唱し、2005年6月に商標登録された【AISAS(アイサス)モデル※】は、インターネットに
よる購買行動の主流化に合わせて開発された消費行動モデルで、Z世代からα世代に向けてその親御さんを
含めて効果的な購買行動を起こさせるためのロジックだと思います。
ご存じの方が多いとは思いますが、今一度確認しておくことをおすすめします。

しかも、あの手この手、キッチリと購買までの導線を描かなければならず、今まで以上に緻密で綿密な戦術が
求められますね。
※「“Dual AISAS”で考える、もっと売るための戦略。」(電通報 2015/10/07)

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