チェーン展開の難しさ

チェーン展開している小売業の店舗間でも、いつも「混んでいる(*)店舗」と「すいている店舗」が
あります。ローケーションの問題もありますが、駅から地下道で直結している店舗よりも、駅から
数分、屋根のない歩道を歩かなければいけない店舗の方が混んでいたりします。
(※ここで言う「混んでいる」という定義は、単純に来店者数が多いことを指すのではなく、実際に購入する人が多いことを指します。
お店から出てくる人がどのくらいの割合で品物が入ったバッグを持っているかをチェックしましょう)

流行りの品物はもちろん、接客スキルの高い店員さんが集まっていることが多く、少しの不便(ここ
で言う距離や時間)もあまり気にならず、来店者が集まってくるイメージです。
小売業者にとって、人気のある商品は一般的に仕入単価も高くなる傾向があるため、商品回転率を
上げないと資金の効率的な活用ができません。そのためには、接客スキルの高いスタッフを配置し、
効率的な販売活動が実施できるような店舗作りを目指しています。

では、「すいている店舗」はどうしたら来店者数を増やし、売上を上げることができるのでしょうか?
資金、人的資産など、いろいろな制限がある中で、「混んでいる店舗」と同じ施策は取れません。
では、どうしたら・・・。

これ、比較的簡単な施策なのですが、意外に実施できていない店舗が多いです。ぜんぜん難しい話では
ないのですが、チェーン展開している企業の、運営の難しさなのかもしれませんね。
既に正答がわかっている方も多いと思いますが、「すいている店舗」が有する【資源、資産】に着目して
みましょう。「品揃え」や「接客スタイル」など、「すいている店舗」ならではの施策にたどり着けると
思います。

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