久しぶりに役所に出向いた時の話です。
初めて訪問した建物で迷子となり、キョロキョロしながら廊下をさながら不審者のように歩いていると、
こちらへ歩いてこられた職員の方から「どちらに行かれますか?」と声を掛けられました。
用件を伝えると、「あ、それでしたらこちらから左に進んでいただき、突き当り右手になります」と、とても
丁寧な案内をいただく同時に、「わかりにくくて恐縮ですが、よろしくお願いします」と一言。
私は「ご丁寧にありがとうございます!」とちゃんとお礼を言い、気分良く目的の場所に着きました。
すると、これまた初めての部屋なので、どこに何があるかわからず、ここでもキョロキョロ。
数分探すもお目当ての書類は一向に見つかる気配もなく、周りを見渡すと「総合案内」のカウンターに
職員の方が2名。
“こりゃぁ、聞いた方が早いな” と思い、「すみません、〇〇の書類が欲しいのですが、ありますか?」という
私の質問が、予想外のバトルのゴングとなりました。
職員「えっ?! そこにありませんでしたか?」
私 「え? ちょっと見つからなかったん・・・」
職員「なかったですか?!あるはずですけど?、・・・ないですかぁ?!」
と私の話を途中で遮り、明らかに面倒くさそうに、半分睨むような表情まで投げてきました。
その後、大きなため息とともに書類のある場所に行き、「これじゃないんですか?これですよね?ここに
ありますよ!」と、“どこに眼付けてるんだ!” と言わんばかりの剣幕でまくし立てます。
私の時間を、この何の価値のない、こんな人との会話で費やしたくない私は、その声を完全無視のまま、
書き損じを考慮し、書類を数部手に取り、無言でその場を後にしました。
近年、様々な公的機関はオンライン化を進めていて、いちいち出向かなくてもすべてPCやスマホで手続き
できるようにシステム化を図っています。
しかし、全く人的対応の必要が無くなるわけではないため、一部の事務対応などは非常勤職員を雇用、配置
しているようですが、正職員であれば当たり前のように受講する研修や教育等も、おそらく私とバトルした
人達には提供されておらず、あくまで個人個人の気分で働けちゃってるんだなぁ・・・と感じました。
いやいや、ジェットコースターみたいに感情が揺さぶられる体験でした^^;