日ごろから意識し、大切にすべきことの一つに「俯瞰(ふかん)する」ことがあげられます。
“物事を高いところから見る”といった意味ですが、ビジネスにおいては自分や組織の活動等を一歩引いて客観的にとらえてみることを指します。
では、なぜ「俯瞰する」ことが大切なのでしょうか?
日々の仕事に追われる状況を想像してみてください。ただ黙々と一生懸命に仕事をこなしていると、意識せずとも考え方や行動にマンネリ感が生まれます。そして少しずつ、自身や周りの状況の変化などに気付く機会が奪われていきます。
それでも物事がうまく進んでいる間はまだ良いとしても、見落としていた様々な小さな変化や問題が積み重なって大きな問題になってしまうと、問題解決までの時間やコストが莫大なものになることも少なくありません。
そうならないためには、自分の仕事の進め方や考え方について “うーん、自分はこれができてないなぁ” といったダメ出しを列挙して自省したり、部署の活動について意見を交わしあい、改善項目や小さな目標を立てる癖をつけることが大切です。
必要なことは客観視。仕事している自分や組織を天井から見つめてみるような、そう、幽体離脱のようなイメージです(笑