失敗

中間管理職の方々との面談において、よく話題に上がるものの一つに「失敗を恐れている若手が多い」があります。

とても慎重で、時間をかけて一生懸命仕事に取り組むが、わからないことや困ったことに直面した際、「どうしたら
良いでしょうか?」と、必ず“答え”を聞いてくるそうです。

「そこを考えるのが仕事でしょ?!」と言おうものなら黙り込んでしまい、再度「HELP!」の声をあげられず、
モチベーションレベルの話どころか、メンタル的にまいってしまうケースが散見されるとのことですが、あなたの
まわりはどうでしょうか?

そんな若手社員に共通しているポイントがあります。
小さいときから親御さんや周囲の期待に応えるべく、周りからの評価を強く意識しながら、いわば「良い子」として
成長してきています。そのため、「人から馬鹿にされたくない」「人前で恥をかきたくない」「こんな風に思われ
たくない」といった自己防衛意識が強く、特にその主たる要因になる【失敗】については人一倍敏感です。

【失敗】を犯さないよう、「最初から最適な方法を伝授してほしい」「遠回りはせず、最短距離で結果を出すための
方法を教えて欲しい」といった志向があるため、「そもそも営業とはなぁ・・・」から始まるお説教は、彼らに
とってはノイズ以外の何物でもないのかもしれません。

では、このような感情に寄り添いながら、本人のパフォーマンスを向上させるにはどうしたら良いでしょう?
ヒントは、【伴走】です。

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