横浜市中心部では2014年から市の事業として、シェアサイクル事業(名称:横浜コミュニティサイクル “ベイバイク”)が展開されています。
観光目的で港町をポタリングされる方向けの1日パス(1,527円/税込、一般)に加え、月額会費2,200円を支払うことで、1回あたり30分以内の利用であれば何回でも月会費だけで利用できるという料金制度もあります。
この事業がスタートしたころ、自転車シェアサービスの普及についてはかなり懐疑的な目で見ていました。
「結局、購入するより高くつく」とか、「シェアサービスする品物じゃないんじゃん?」とか、住民目線では???だったと記憶しています。
しかし、コロナ禍での通勤手段として自転車通勤が注目され、また「サイクルポート」と呼ばれる貸出場所/返却場所が増えたことでの利便性向上などにより、今では街中で数多くのシェアサイクルを見かけるようになりました。観光ニーズでの利用者増加だけではなく、そのエリアで就業されている方々の普段の足としても急速に利用が高まっているようです。
今年の6月からは3か年計画にて、「横浜市広域シェアサイクル事業社会実験」として郊外7拠点(瀬谷、泉、戸塚、鶴見、神奈川、磯子、金沢)でも新たに展開していますが、市の中心部とは大きく異なる環境下、どのような展開を見せるのか注目されますね。